こんにちは。
2台買ったモアザンのうち一台のドラグ音が余り出なかったので、
早速ばらしてみました。
ドラググリスが混入すると音が出にくくなるのは
ダイワ特有なので・・・
ついでに、
手順を残しておきます。
写真を高画質でとっちゃった上に
圧縮するのがめんどくさいので、
データのテロページになっております。
分解はメーカーの保証外となる可能性があります。
私は素人です。真似される方は自己責任でお願いします。
組み立て編作りました。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2019/08/P8070093-320x180.jpg)
目次
用意するもの
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240019-1024x768.jpg)
本体
工具
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250103-1024x768.jpg)
- 10mmボックスorメガネ
- マイナスドライバー中、極小
- プラスドライバー
- ラジオペンチ
- 精密ピンセット(写真なし)
- L字金具
極小マイナスはEリングを外すために使用します。
ダイワのハウジングのネジは特殊な物となっています。
本来であれば
一本3500円もするSPドライバーという専用のものを使います。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/41FlVrxWNFL._SL1200_-1024x110.jpg)
もちろん買えないので、
マイナスドライバーで無理くり外します。
ネジ頭に傷がついてしまいますので、
気になる方は専用ドライバーを使ってください。
油脂類
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250100-1024x768.jpg)
- ギヤ、ベアリンググリス(slp 104グリス)
- ベアリングオイル硬(IOS02)
- スプールベアリングオイル(IOS007)
- ドラグワッシャー用グリス
これは一例です。
ベアリング用の純正オイルと
純正ギヤグリス、ドラググリスがあれば事足りると思います。
その他
- キッチンペーパー
- パーツクリーナー
- お好みでバットなど
作業手順
ハンドル周り
まずは、10mmでハンドルを外します。
止めてあるネジは正ネジです。
ここまで取れると思います。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240023-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240024-1024x768.jpg)
バネをとって
四角いナットを外すと
厚めの台座が出てきます。
光ってる方と曇っている方がありますが、
曇っている方がナット側です。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240025-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240026-1024x768.jpg)
次は、こちらです。
()型のワッシャー
音出し台座
薄いワッシャー
ベアリング
の順で入っています。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240027-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240028-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240030-1024x768.jpg)
本体周り
すべて同じ長さのネジで3箇所のみで止まっています。
頭は特殊形状なので、
マイナスで外すと
傷がついたり舐めたりします。
SPドライバーがないのでマイナスではずします・・・。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240031-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240032-1024x768.jpg)
ピニオン受けの部分のみマグシールドベアリングが入っています。
パーツクリーナーやオイルの混入に注意!
基本的に触れません。
以前、
パーツクリーナーが流れてしまったときは
1週間で死亡しました・・・・。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240037-1024x768.jpg)
ベアリングです。
ここにはグリスを充填します。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240035-1024x768.jpg)
ギヤ周り
開けるとこうなっています。
ワンウェイのスリーブですが、
ハンドル側が穴が狭い方です。
穴がふさがっている方といったほうがいいですかね・・・。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240041-1024x768.jpg)
あと、
段差の部分にスリーブが引っかかってしまうと思います。
ギヤごと持ち上げれば取れると思いますが、
どーしても無理な場合は
ヤスリで少しずつ削るしかないです。
ダイワのリールによくあるんですが、
ハンドルが乗っかる部分で、
ハンドルのネジを強く締めすぎると
この段差がどんどん広がってきてしまうので、
程よく締めましょう・・・。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240038-1024x768.jpg)
ギヤ経は37.4mm?
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240042-1024x768.jpg)
ギヤ周辺はこちら
一番左のリターンギヤは
向きを間違って組むと
クラッチが戻りません!
プレッシャープレートには
音出しピンと音出しバネがあります。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240047-1024x768.jpg)
ギヤとピニオン、クラッチプレートを外すとこうなっています。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240048-1024x768.jpg)
メインシャフト周り
メインシャフトは
根本の皿ネジを2本外すと取れます。
トルクが掛かっていて
舐めやすいので
押し7割、回し3割で
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240051-1024x768.jpg)
メインシャフトの下はCリングで止まっているので外します。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240056-1024x768.jpg)
ちょっと取りにくいですが、
慣れれば数秒で外せます。
左の親指でCリングの左端を抑えて回転を防ぎ、
右の人差指でCリングを抑えて飛びを防止し、
右の親指でピンセットをもう一方の端にあてがって
ほいっ!
で取れます。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240055-1024x768.jpg)
メインギヤ固定プレートには
皿ビスがぴったり収まる穴が空いていますので、
向きを間違えないようにしてください。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240057-1024x768.jpg)
メインシャフトの入っていた穴には
調整シムが入っていますのでなくさないようにしてください。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240049-1024x768.jpg)
メインシャフトにはOリングがついています。パーツクリーナーの種類によっては溶けたり、劣化してしまうかもしれません。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250094-1024x768.jpg)
クラッチ周り
クラッチ周りをバラします。
まずウォームシャフトのギヤを外します。
Eリングで止まっているので、
極小マイナスを穴に入れて
ギヤが回らないように固定しつつ
かつ
Eリングが飛ばないように親指で抑えて
ドライバーを右に回転させるとすぐ取れます。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240061-1024x768.jpg)
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240062-1024x768.jpg)
ギヤを取ると
クラッチプレートが外せるようになります。
まずは抑え板を外します。
長めのネジ2本で止まっています。
そこまでトルクは掛かっていません。
押え板は平らな面が右上です。
逆でも組めますが・・・w
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240066-1-1024x768.jpg)
モアザンPE SVでは
ここはマグベアでした。
今回は防錆ベアリングになっています。
固着防止のプラスチックスリーブの出っ張りはこの向きです。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC240067-1-1024x768.jpg)
奥も固着防止のプラスチックが
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250069-1-1024x768.jpg)
ここで、
右の大きいネジを外すと
クラッチプレートがバネと一緒に外れます。
飛ぶことは稀ですが、
念の為クラッチプレートを抑えながらネジを外します。
プラスチックのワッシャーが入っていますので注意です。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250070-1024x768.jpg)
ここに、
ピンとバネが入っていますので、
なくさないようにしてください。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250074-1024x768.jpg)
クラッチのバネは
長いほうがクラッチツメ側です。
一応どっちでも組めますw
ただ、本体から外に飛び出ちゃうのでかっこ悪いです。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250071-1-1024x768.jpg)
同時にクラッチレバーも取れます。
このクラッチレバー受けも取れます。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250082-1024x768.jpg)
ウォームシャフト周り
最後です。
フロントカバーを外します。
ネジロック剤が塗られているので
注意して緩めてください。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250076-1024x768.jpg)
ウォームギヤのピンを外します。
大きいマイナスか、
ピンセットの裏で外します。
今回はシムが入っていませんでした。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250078-1024x768.jpg)
そうすると
反対側からウォームシャフトが外れます。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250079-1024x768.jpg)
チューブがこの位置になっていないと抜けません。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250080-1024x768.jpg)
この向きで入っています。
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250081-1024x768.jpg)
ウォームシャフトのベアリングはEリングで固定されています。
おわり
![](https://uo-log.com/wp-content/uploads/2018/12/PC250083-1024x768.jpg)
以上でおしまいです!
スティーズ系はめちゃめちゃバラしやすいので、
なれてしまえば洗浄込みでも1時間あれば終わると思います。
ちょっと説明が雑になりましたが以上で・・・・。
あくまでも自己責任でお願いします!